テキスト紹介


1.は じ め に

 岩手県の高校教師です。県北小規模校での新採用時代、生徒は講義方式には一切興味を示さず、授業が全く成立しない状況が続いた。何とか授業に変化をもたらし、目や耳や体を使う授業ができないものかと考えていた。1時間の授業に(導入 → 展開 → まとめ)があるように、一つの単元学習の中に導入だけの時間、まとめだけの時間があっても良いのでは…。そこで、作業とか読み物とか視聴覚教材を開発し、1時間毎の授業形態に変化を持たせる「単元学習の構造化」に取り組んでみた。

 そんな折、生物談話会という自主サークルを通じ、「モジュール式教育」を知る機会に恵まれた。文部省科学研究費特定研究の一環として、国立教育研究所が開発した授業形態で、その現場試行という形でたまたま参加できた。しかし、残念ながらそのテキストは難解であり、あまり面白いものではなかった。その方式も徹底した個別指導であり、実際の高校現場では無理な面があった。そこで、独自の方式に発展させ、テキストも親しみやすいものを開発した。

 その後、使い方が分からないとの声もあり、授業の記録を残すべき時期とも考え、10年かけて指導書づくりに取り組んだ。また実験関係や視聴覚関係の資料等も膨大になり、それらを含めた形で 「モジュール式生物教育-私の生物教育-」 (テキスト編、指導書編、実験書編、資料集編)が平成12年に完成した。

2.テキストの種類

 授業の構造化に取り組み、30年ほどかけて完成した生物教育の全テキストを紹介します。

<分冊版>
 テキスト集と指導書を単元毎にまとめた。